ぼくがフランスをきらいになったりゆう。その1。
どうも。ma34jpです。
2010年4月16日に、スペインからフランスに乗り込もうと思っていました。
ユーレイルグローバルパスという、1ヶ月間はEU圏の電車は乗り放題♪という素敵な切符を持っていたので、基本的にはEU圏は電車移動の予定だったのです。
この後、色々と悲惨な目に遭うのですが・・・。
まず、忘れもしない4月16日。
スペインのバルセロナからフランスのパリに向かうことにしたのです。
電車の時間はちゃんと調べていたので、余裕を持って早めにバルセロナのターミナルに!
そこで切符購入時、あり得ない事態が・・・
わたくし「パリまでくださいー」
スペイン人「ナッシング」
わたくし「ホワーイ??」
スペイン人「フランス人がスト起してるから、インターナショナルの切符はナイのよー」
わたくし「・・・???じゃあ、どうすれば?」
スペイン人「そんなの知らないわよ」
わたくし「国境まで行けば、フランスに行ける?」
スペイン人「知らない」
わたくし「フランス国内は電車動いてるの?」
スペイン人「わかんない」
・・・。
つ、つめたい・・。
それ以前に、ストかよ・・・
フランス人、がんばってよ!!
スペインの国境沿いの駅から、フランスの国境沿いの駅までタクシー乗ればいけるとの情報をつかんだので、とりあえずスペイン側の国境沿いの街まで行くことに。
ただ、もう電車は無く、国境沿いの街より少し手前の駅で降りることに。
このあたりから、苦難が続々と・・・
↑概要
(1)バルセロナを出発!
(2)3時間くらいかけて、ジローナという街に。
(3)翌朝、ジローナから1時間くらいかけて、国境沿いの街「ポルトボウ(portbou)」に。
(4)タクシーでフランス側の国境沿いの街「セルベール(cerbere)」まで行く
(5)セルベール(cerbere)からバスで2時間くらいかけて「ペルピニャン(perpignan)」へ行き、そこからパリまで電車(約5時間)
↑ジローナ駅。
着いたのは23時ごろ。
とりあえずホテルを探す。
しかし、どこのホテルも満室。
大きなホテルに行ってみると、
「今日はこの街で学会があって、どこのホテルも満室だよ。スイートだけなら空いているが、300ユーロだ。」
と・・・。
だからどこも満室なのか。
しかし、ヨーロッパは物価高いとはいえ、300ユーロのホテルはキツイ・・・。
ので、野宿という選択をしました。
↑電車のターミナルを締め出されて、バスターミナルで野宿。
他にも数人いたので、少し安心。
しかし、春とはいえヨーロッパの春は寒い。
深夜、明け方と、死ぬかと思いました。
泣きたくなりました。
もう、旅をやめたいと思いました。
寒すぎて・・・。
とりあえず、ズボンの上に、ジャージのズボン履いてみたりしてなんとかしのいでいたのです。
なんとか生き残り、朝を迎え、国境の街「ポルトボウ(portbou)」に向かいました。
↑ポルトボウ駅前。落ち着いた感じの田舎町。
ポルトボウで、待ち受けていたのは、フランス側の電車ストライキ問題。
他の乗客も困っていて、どうにかフランスに入る方法を探す。
と、ここでわたくしの前に並んでいた女の子が
「あなたもフランスに?もしそうなら、一緒にタクシーで国境越えましょうよ。」
と。
ありがたい。もちろんOK。
その子が、タクシー運転手に交渉してくれてる。
が、なんか話がうまくいっていない。
タクシー運転手は面倒だとか言って、行ってくれないみたい。
女の子はそこらへんの人に、「乗せていってよ。」と交渉してくれる。
そううまくはいかないものであり、しばらくその辺で座り込むことに。
「"ポルフィーウナモネラス"と言ってみろ」
と、急に言い出す。
「道行く人に対して、手を差し出して言うんだよ!!」
それって、金くれってことか!!
・ウナ=1
・モネ=金
って意味か。
そういう変わった女の子と時間を過ごし、なんやかんやで、セルベールの街まで連れて行ってもらえた。
ソフィーちゃんはフランスのペルピニャンに父親と住んでいる。
母親がスペインに住んでいて、今回は母親に会いに行った帰りのようだった。
セルベールからペルピニャンに行けば、パリまで電車があるはずと言っていたので、バスでペルピニャンへ!!
ペルピニャンでソフィーちゃんとお別れし、ターミナルに行くと、パリまでの最終電車があと10分で出るとのことだった。
ユーレイルグローバルパスがあるので切符は買わなくてもよく、楽だ。
5時間ほど快適な特急に乗り、パリを目指す。
パリについた頃はもう夜中であり、安いホテルを探す元気もなく、駅前のホテルにチェック・イン。
移動だけの1日が、こんなにハードとは。。
幸先の悪いフランスインでしたが、この後、さらに最悪なことが待ち受けています。